長龍純米 広陵蔵


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私の酒選びの方針として、大手メーカーとかテレビコマーシャルをしているようなメーカーのお酒は推奨しないようにしています。なぜなら、誰もが知っているお酒は、小さな酒屋が取り扱うメリットがないと考えているからです。

その意味で、長龍は私の中ではイメージが悪いです。^^
なるほど~♪ よいさ~け~♪ 長龍~♪ なんて、昔、コマーシャルをガンガンしていたわけですからね。

ところが、あるお客さんの要望で「長龍純米 雄町冷おろし」を取り寄せることになり、ついでに私の分も取り寄せておいた。チビチビ晩酌をしながら、何か自分勝手に抱いていたイメージと違う、いや、これってけっこういけるぞ!

では、定番の価格が安い純米酒はどうかなと、「長龍純米 広陵蔵」を試しに仕入れてみた。原料米は、アケボノで精米歩合は68%です。安いお米にやや粗い精米では、味のほうは期待するのが無理。と思いながら、燗酒で試してみた。やや辛口で味が程よく乗っている、何より全体のバランスがすばらしい!

味のグラフで表すと、まんまるになるんじゃないかと思えるほど調和が取れている。やや雑味を感じるが、それも味のうち。安物の純米酒によくある重たさもない。いわゆる普段の普通の「おかず」に何でもよく合う。

特別に個性があるわけではないが、いくら盃を重ねても飲み疲れしない!飲み飽きしない!
「長龍純米 広陵蔵」は、晩酌純米酒としてピカ一のお勧めです。

* 使用米:主にアケボノ
* 精米歩合:68%
* ALC:15~16度
* 日本酒度:+1
* 酸度:1.4

小売価格 1800ml 2,050 円(税込)


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